習慣HIROSE

まるで習慣のように毎日、見た映画・芝居・小説の感想を書いてます。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『GIジョー バック・2・リベンジ』

こんな乱暴な映画はない。ストーリーの作り方もむちゃくちゃだし、何がどうしてどうなったのやら、よくわからないまま話はどんどん進む。もちろん複雑な話ではないから、別に気にする必要はない。しかも、派手なアクションばかりなので、セリフもほとんどな…

baghdad café『fallbility  モノロ・テクノ』

この2つの短編は、いずれも、本来なら長い時間をかけて培っていくものが描かれる。欲望を巡るお話である前者も、愛について語る後者も、それまでの、人生。これからのこと。すべてがそこに包括される。短い時間も長い歳月も同じようにこの30分の芝居に包…

『極道の妻たち 情炎』

今、劇場で公開中の『極道の妻たち NEO』を見た時の衝撃は忘れられない。ここまで、つまらない映画はない。香月秀之監督はどうしてしまったのだろうか、とショックでしばらく立ち直れなかった。あれは映画とは言わない。これまで15本も作られてきたヒット…

突劇金魚『富豪タイフーン』

前半の緊張感は普通じゃない。芝居を見ながら、こんなにもドキドキしたのは、久しぶりのことだ。シンプルなのに、先が読めない。それほどの意外性はないのに、その異常さに引きずり込まれる。これはいつものサリngROCKで、今回殊更特別なことをしてい…

劇団大阪シニア演劇大学 第三期生『まほろば』

蓬莱竜太の第53回岸田戯曲賞、受賞作品を取り上げる。劇団大阪がシニア対象にして活動している演劇講習会の公演だ。シニア劇団の芝居は活発化しているが、僕は今回初めてそういう芝居を見た。初体験である。舞台の上の役者も初体験の人もたくさんいたのかも…

川上弘美『なめらかで熱くて甘苦しくて.』

初期作品のテイストがよみがえる。初めて『蛇を踏む』を読んだ時の気持ち悪さ。でも、それがなんだか心地よかったりもする。あの感じ。よくわからないものがあって、それをそのまま受け入れている。時間は延びたり、縮んだり、ふわふわしているようで、でも…

遊劇体『戀女房―吉原火事 ―』

キタモトさんによる泉鏡花シリーズ第8弾である。前作『戦国茶漬』も、凄かったが、今回は3時間半の大作だ。2時間10分のところで、15分の休憩が入るけど、オリジナルをそのままカットせず見せきる。この話なら戯曲を再構成して2時間ほどにすることは…

『インポッシブル』

スマトラの大地震による津波で、甚大な被害を受けたタイのプーケット島を舞台にした人間ドラマ。すさまじいスペクタクルシーンが描かれるが、もちろんこれはパニック映画ではない。ただ、津波のシーンは凄すぎて、あれを再現するのに、どれだけのお金と技術…

伊坂幸太郎『ガソリン生活』

この人を食ったような小説は、車がしゃべる。もちろんその声は人間に聞こえるわけではない。車は車同士しゃべるのだ。彼らのおしゃべりが描かれていく。そんな小説。でも、残念だがそれだけで400ページほどの話を作るのは難しい。車の中で人間たちがしゃべっ…

Iaku『流れんな』

これは重い。横山拓也さんは、この重い話から目を逸らすことなく、見つめていく。40歳前になり、ひとりで生きていく女をとことん追い詰めていく。峯素子さんがこのヒロインを演じる。だが、芝居全体は、アンサンブルプレーだ。ことさら彼女を際立たせること…

劇団未来『ルーマーズ ~噂~』

4組の夫婦が巻き込まれる事件。彼らはある夫婦の結婚10周年の記念パーティーに集まった。なのに、主催者がいない。パーティーの準備は途中で投げ出されたまま。最初に訪れた夫婦が聞いた銃声。そこから始まる。最初に訪れた夫婦は、耳を撃たれて血を流す…

『嘆きのピエタ』

これではあまりに無茶苦茶すぎないか。話は完全に破綻している。こんないいかげんな話で納得する観客はいないだろう。キム・ギドク完全復活と期待させた本作はベネチアで金獅子賞を受賞して、大絶賛されたようだが、審査員は一体何を見て、この作品を押した…

がっかりアバター『俺ライドオン天使』

昨年のウイングカップで最優秀賞を受賞したがっかりアバターの受賞後第1作。今回も過激な内容で、驚かせてくれる。坂本アンディさんは、こけおどしとか、下ネタとか、大好き。とても下品で、でも、それがさわやか。チンコを連呼しても少しもいやらしくは聞こ…